近年、「断捨離」などシンプルライフが注目されていますが、実はこの言葉が流行るはるか前から、その概念を提唱していた人がカレン・キングストンという作家です。
彼女の著書の中で一番有名なのが、『ガラクタ捨てれば自分が見える: 風水整理術入門』という名の本です。
今から20年前になりますが、私は当時この本との出会いとても衝撃を受け、その後の人生において物事に対する考え方の大きな影響を与えました。
なぜこの本が特別なのか?
いわゆる”お片付け本”は世の中に沢山存在していますが、多くの人が結局リバンドしてしまっているのではないでしょうか?
リバンドする根本原因はお部屋のレイアウトの問題でも日々の忙しさのせいでもありません。
自身の「心のあり方」が整っていないからです。
著者のカレン・キングストンは、この本で、単に物を捨てることだけでなく、その背景にある人の心の状態、そして空間と心の繋がりについて深く掘り下げてくれています。
心の整理や自分を見つめ直すきっかけを与えてくれるので、是非未読の方は手に持ってみることをお勧めします。
物を捨てることで得られるもの
不要品を手放す中で、私は自分の価値観を見つめ直す機会を得ました。
本当に必要なものは何か?
そして、何に価値を見出すのか?
半額セールで売っていたので衝動的買ってしまった服の数々。
数年前に読んで大して面白くもなかった小説。
ほとんどいい思い出のなかった高校の卒業アルバム。
それら一つ一つの物を手にするたびに、自分にとって大切なもの、そうでないものが見えてきます。
部屋が整理されていくにつれて、心がクリアになっていくのを感じます。
以前は、些細なことで悩んだり、決断を後回しにしてしまったりすることが多かったのですが、物が少ない生活(正確にいうと、「自分が心から納得したものだけに囲まれた環境に身を置くこと」)を送るようになってからは、何事がスムーズに進むようになりました。
物が少ない空間は、思考をクリアにし、判断力や決断力も向上を向上させます。
【まとめ】
断捨離の重要性
物を捨てることは、単に部屋を綺麗にするだけでなく、心も解放してくれる。
価値観の再認識:
何が本当に大切なのかを改めて考えるきっかけになる。
心の変化:
部屋が整理されると、心もクリアになり、判断力・決断力が高まる。