「どうしてわかってくれないの？」
「なんでこうしてくれないの？」
そんな風に、他人に期待してしまい、心がモヤモヤした経験はありませんか？
実は、他人への期待は、自分自身を不幸にする大きな原因の一つなのです。
この記事では、他人への期待する気持ちを手放すための具体的な方法をご紹介します。
他人期待してしまう例
LINEを送っても返信がない
友達や恋人にLINEを送っても全く返信がなく、既読にすらならない時
「なんで返信くれないんだろう？もしかして私を避けてる？」
と、相手の行動にばかり意識が向き、不安や寂しさを感じてしまう。
仕事で評価されない
仕事で一生懸命目標達成をして人一倍残業して、アイデアも出して努力したのに、上司から全く評価されないばかりか労いの言葉一つない時。
「こんなに頑張っているのに、どうして評価してくれないの？」
と、ストレスが増え、同僚に愚痴をこぼしてしまう。
人はなぜ他人に期待するのか？
原因①：他人軸になっている
私たちは、周りの人からどう思われているか、どう評価されるかを気にしすぎて、自分の気持ちや行動を後回しにしてしまうことがあります。他人の目を気にするあまり、自分の軸をしっかりと持てずにいる状態です。
原因②：自己本位な思い込み
ついつい期待してしまう心理の裏には他人に対して
「こうしてくれるはずだ」
「こうあるべきだ」
と、自分の考えを押し付けてしまうことがあります。
しかし、人はそれぞれ価値観や考え方が異なるため、自分の思い通りにいかないことは当たり前です。
他人に期待することのデメリット
【期待通りに行かない場合の失望感やストレス】
期待が裏切られると、失望感やストレスを感じ、心のバランスを崩してしまうことがあります。
【人間関係における摩擦の原因 】
期待と現実のギャップが大きくなると、人間関係に亀裂が入ったり、摩擦が生じたりする可能性があります。
他人に期待しない方法
結論 ：「自分に期待する」
「他人に期待して、期待が裏切られてイライラしたり失望している」ということは、「自分に期待できていない」ということです。
要は、自分自身にフォーカスできていない証拠なのです。
「どうして相手はこうしないの？」と考えるよりも、「私はどうすればもっと成長できるのか？」という視点を持つようすれば良いのです。
自分自身に目を向け、自己成長に集中することで、他人への期待は自然と薄れていきます。
「自分に期待する」具体的な方法
では、「他人に期待」せず「自分に期待」するにはどうしたら良いのでしょうか？
効果的な方法として下記３つのSTEPを取られることをおすすします。
STEP１：自己観察する
【感情日記をつける】
毎日、その日に感じた感情を言葉にして書き出してみましょう。
嬉しいこと、悲しいこと、怒りを感じたことなど、どんな些細な感情でも構いません。
例：「今日はプレゼンで緊張したけど、終わってみると達成感があった。」
例：「友達と喧嘩してしまい、一日中気分が優れない。」
このように自分の頭の中を言葉にして書き出すことで、思考のクセやパターンが徐々に見えてきます。
STEP2：自己肯定感を高める
【自分の良いところリストを作る】
毎日3つ、自分の良いところを書き出してみましょう。
そう言われて、「自分に良いところなんてないわ！」と思った人いませんか？
大丈夫です、最初は難しくても、続けるうちに自然と自分の良いところが見つかるようになります。
【過去の成功体験を振り返る】
これまでの人生の中で達成したことや乗り越えた困難を書き出してみましょう。
過去の成功体験を思い出すことで、自信を取り戻すことができます。
【肯定的な言葉を自分にかける】
鏡に向かって「私はできる」「私はいつもよくやっている」など、自分に肯定的な言葉を声に出して言ってみましょう。
STEP３：新しいことに挑戦する
自分自身に目を向ける具体的な方法の一つとして、「新しいことに挑戦する」とことをお勧めします。
新しいことに挑戦することは、単にスキルアップや自己成長につながるだけでなく、自己肯定感の向上やストレス解消に繋がります。
ここで重要なポイントは小さな目標を立てることです。
大きな目標を目指していると、途中で挫折してしまい、自信を失ってしまう可能性があります。
しかし、小さな目標であれば、達成感を得やすく、モチベーションを維持することができます。
例えば、「毎日1ページでいいから読書する」「週に３回は筋トレする」など、そんなにかんばらなくても達成できそうな目標です。
そして達成できたときに自分にご褒美を与えるなどして、小さな成功体験を積み重ねていきましょう。
そうすることで次第に、外向きだった意識がどんどん自分自身に向いてきて、気がついたら少々のことではイライラしなくなったり、他人に期待して失望したり、怒ったりすることが激減します。
まとめ
他人への期待は、私たちを不幸にする大きな原因の一つです。
しかし、「他人ではなく、自分自身に目を向ける」という意識を持つことで、この状況を変えることができます。
自分が成長することで、他人との関係性も徐々に良いものへと変わっていくのが実感できるでしょう。
ぜひ、今日から「自分」に焦点を当ててみてください。焦らず、ゆっくりと。
